潰れる会社にて、最初で最後のクレーム対応。起死回生なるか。

 

Aさん

潰れる会社には、就職したくないな。潰れる会社の雰囲気はどんなの?

Bさん

潰れる会社って、クレームも多そう。出来れば避けたいな~。

クレームって精神的に、負担になりそう。

 

潰れそうな会社にはもちろん勤めたくないし、クレームが多いのも出来れば避けたいですよね。

転職や再就職を考えている方、就職活動中のあなた。

就職市場が売り手優位とは言え、気をつけたいのが危なそうな会社ですね。

就職したのに、こんなはずじゃなかった!なんて嫌ですよね。

 

今回の記事は、私が勤めていた熊本の出版社について。

潰れる前の、当時の会社の雰囲気や空気、実際に私が頂いたクレームの対応について書いてます。

確かに潰れる会社は嫌なものですが、そんな状況の会社のクレームは一発逆転するヒントが!

なんてことも。

 

転職や就職活動の際に、会社を見るポイントや気を付けるべき点ポイントの参考?となるかもしれません。

 

記事内では、不慣れな熊本弁が使われております。

読者の皆様にはご不快な思いをさせるかもしれませんが、どうぞお許しください。

 

潰れてしまった会社。クレームを頂く前の社内の状態。

 

私はひょんなことから、長野県から熊本県へ引っ越して、出版社で営業・編集という仕事をしていました。

 

出版社で作っていた雑誌は、若い人向けのファッション性の記事が約40%、街ネタ系の記事が約40%、

雑記系の記事が約30%の雑誌でした。

ファッション系の雑誌で、熊本県内の若い人にはそこそこ有名な雑誌だったんです。

 

そんな会社も広告収入の減少と、雑誌の販売部数の伸び悩みから転換を迫られていました。

東京や福岡の関連会社から、急遽人を呼び意識改革を行おうとしたり、現在の誌面について意見をもらったり、

写真のイメージや雑誌のイメージを一新させようと奮闘しましたが、うまくいかず。

 

そのため新たな収益源として他の事業を始めるか、現在のまま広告収入を増やす努力をするかを迫られ、

運営資金も底をつき、社長は無給で借金をしながら社員の給与を支払っているという状況でした。

(このような状況になったのは入社1年経ったぐらい)

 

社員同士の仲は、年齢層が比較的若いこともあって悪くはなかったと思います。

ただ広告の関係でお店側とは、良好な関係ではなかったと思います。微妙な雰囲気。

 

収益源として、新たな雑誌の企画を考えるため締め切り明けの会議で、1日費やしたことも。

 

実際、社長がドッジボールの雑誌を作ると言う話にのって、外部から人を連れてきたことで、急遽締切明けの憔悴した状態で、熊本から鹿児島まで向かったこともありました。

ドッジボールの試合の撮影のために、会社の古いCUBE(日産の車名)に社員5人で乗り込み、朝から始まる試合へ間に合うように、夜通し走らせ鹿児島へ向かったのです。

 

結局、その話は下っ端の私たちには何も知らされず、企画倒れで止めることになりました。

今から7〜8年前のことです。

 

突然のクレーム。

 

そんな折、私の担当している熊本市内の古着屋へ配本(新刊の配布)で向かった時のことです。

 

店長さん
店長さん

お宅の会社のAさんとBさんは一体どげんしよると?店の前を通っても、会釈もせんし挨拶もせん!今の会社の状態がそうゆうところにでとったい。

会社は大丈夫とぉ?しっかりせんば。潰れっばい。

 

 

確かこんな感じで、結構怒っている様子に私は反論するすべもなく、内心この人よく見てるな~

確かにこの人の言うとおりだわ〜それが今の会社の状態です!!ほんとにまずい状況なのは、間違いございません!

と妙に当たっていると感心しながら、その場をやり過ごそうとしたんですけれどもね。

 

ただ私には何のことかさっぱり分からずに「本当に申し訳ありませんでした。」としか反応できません。

(今なら対応も少し変わりますがね。)

 

私

「本当に申し訳ありませんでした」

 

クレームは会社を変えるため。

 

極めつけに、この店長さんから

 

店長さん
店長さん

君が社長や上司に、こげなことを言われたと言って会社を変えていかんといかんばい。でなきゃ君にこげんこたぁ~言った意味がなかったい。分かっと?

 

 

私

んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん(汗)(汗)(汗)

ま、ま、まぁ、そうですよね、、、、、、(汗)(汗)

 

ええええええええ~って社長に言えってこと!?

そんなに大きな会社ではなかったけど、社長に言うなんて。むりっしょ!

社長は無給で、借金してみんなに給料支払ってんのよ。

 

そんなこといえる?って、泣きっ面にぶたはちの社長を責めてどうすんのよ!って自問自答です。

 

この店長からは広告の出稿こそ頂いておりませんでしたが、

日頃から雑誌の企画や取材に協力してくださっていたお店でした。

 

長くお店を続けていた方で、ファッションの移り変わりや街の微妙な変化にもアンテナを張り巡らせており、

足を運ぶ度に色々と教えて下さっていた方なのです。

 

クレームの催促とお叱り。

 

すぐに言える内容ではないので、一週間ぐらいは言い出せませんでした。

でもそうゆう時に限って、その店長から会社宛に、電話がかかってくるんですよ~。

 

親切心からして下さったのだと思うのですが、この前の雑誌はいつ出来る?とか、撮った写真について聞きたいことがあるとか、こんど店にはいつ来んね?とか、この前の話は伝えたか?とか。

 

いやいやいや、オーナー。これまでそんな電話かけてきた事なんて、一度もなかったですやん~。

心の叫びもどこへやら、早速呼び出されることに。

 

 

店長さん
店長さん

ちゃんと伝えよったと?(強)

私

すみません。言う機会が無くて。(汗)

 

店長さん
店長さん

なんば、はようせんと?ちゃんと言えって、いいよったったい。会社を変えるチャンスばあったったい。(強)

 

私

はい。(汗)確かに。(汗)

店長さん
店長さん

じゃあ、約束たい。(強)

 

 

店長、そんな約束たいって、、そんな鯛はどこにも売ってませんよ。

 

ただしこれも試練の一つと捉え「わかりました。(汗)」と答えることに。私の中でも、どこで会社が変わらなければまずいと思っていたのです。

 

果たして会社は変わるのか。

 

週一回、水曜日の夜19時から広告の入り具合やその月の企画内容の打ち合わせを行うため、

企画会議があったんです。

 

そんな話をする場ではなかったのですが、頃合いを見て話しました。

 

AさんやBさんはまさか!という顔をして、まさに面食らうという感じ。

次第に、私を見つめる顔が厳しくなっていきます。

 

Aさん
Aさん

いつ、なんで、そんな話になったと?

 

私

配本で伺った時に言われました。

そのオーナーは前々から気になってたみたいで。

Aさん
Aさん

信じらんれつたい。

Bさん
Bさん

なんで、そんなこと言われんといかんとかね。

関係なかったい。

私

うーん。ちょっと分からないですが。

Aさん
Aさん

そんなつもりはなかったけんね。

Bさん
Bさん

勘違いじゃないと?本当にAさん、Bと言いよったい?

私

そうですね。Aさん、Bさんだと言ってました

 

とまあこんな感じでした。最終的に私が伝えるべきことは伝えられたのです。

店長ご指名のAさん、Bさんはその古着屋に挨拶がてらに足を運び、

話をしたところ誤解が解けて丸く収まったとのことでした。

 

クレームを出した店長の真意。

 

後日その店に伺うと、店長さんが安堵の表情で話し始め、本音を伺うことが出来ました。

 

店長さん
店長さん

前はね~広告ば出しよったりして、店の前を通るたんびに話ばしよったり、挨拶もしよったったい。

それがね~広告ば出ださんくなったら~変わってしまったったい。でもそれはいかんつたい、違うったい。寂しかったったい、せば不安になるったいね。

店長さん
店長さん

ビジネス以前に、まずは人と人とのつながりだけん。広告出さんくなったら、態度ば変えるのはおかしいと思いよったい!

 

とのことでした。クレームの原因や考え方については、賛否両論だと思いますがね。

ただビジネスの前に、人情や信頼を欠いてはいけない!と教えて頂いたことは、

私自身は非常に良い体験をさせて頂いたと思うばかりです。

ありがとうございました。

 

「会社は潰れっばい」のクレームが的中。

 

クレームと聞いてあまり良いイメージは浮かびませんよね。実際のところ私もそうだったのですが、

上記の様な体験で、クレームって対応次第かなと思うことができました。

 

最終的に会社はつぶれ、熊本営業所も閉鎖。本当にそのお店のオーナーに指摘されたようになってしまったのです。

最後の挨拶回りでは、勇気づけるように私のことを励ましてくれたことを憶えています。

 

現在では様々な会社があるため、どんな会社に就職するかで働くイメージが、大きく変わりますよね。

 

就職するにあたっては、この話が参考になるかどうかはわかりません。

しかし会社や社内の状態は上記の様に、必ずどこかに表れているんですね。

 

この店長の様に、見逃さない人もいるんですね。なので、会社からのサインを、見逃さないことが大切ですね。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。今回の記事は、私が熊本で出版社に勤めていた時の経験を書かせていただきました。

 

潰れる前の会社はどこか、さびしい感じがしました。

人の心が磨り減っていくような、体力精神力ともに結構きつかったです。

 

今回この記事を書いて、改めて思ったのはクレームを受け少しでも会社がプラスに変わることが出来たら、

クレームの処理次第では、大きな変化をもたらす可能性がある

ことをお伝えしたかったのです。

 

もちろんクレームを受けるときは嫌なものですよね。

頭では分かっているのですが、実際に受けるとへこみますよね。

 

でもクレームは、現在の会社の状態を反映しているだけなのかもしれません。

クレームの中には、会社が変わる糸口や大きなヒントが隠されている?と思うのです。

 

貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました。

乱文失礼いたしました。

 

なりわい
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